「六曜(ろくよう)」は、日本の伝統的な暦法で、1週間を6つの曜日に分ける方法です。
六曜は、日本の古代中国から伝わった陰陽五行説や十干十二支などの考え方に基づいており、
日本の祭祀や風習、農作業などの多くの行事において、吉凶や縁起などに関する意味を持っています。
以下が六曜の名称と意味です。
先勝(せんしょう)
朝から昼前までの時間帯が吉であるとされ、新しいことを始めるのに適した日とされます。
友引(ともびき)
昼前から夕方までの時間帯が吉であるとされ、出会いや交流を深めるのに適した日とされます。
先負(せんぶ)
夕方から夜の時間帯が凶であるとされ、用心して過ごす必要があるとされます。
仏滅(ぶつめつ)
日中全体が凶であるとされ、祈祷や参拝などの宗教行事や婚礼や開業式などのイベントを避ける日とされます。
大安(たいあん)
日中全体が吉であるとされ、安定したことを始めるのに適した日とされます。
赤口(しゃっく)
午前中と午後の切り替わりの時間帯が凶であるとされ、健康や身の回りの安全に気を付ける必要があるとされます。
日本では、六曜が大切視される風習があります。
例えば、結婚式や建築物の起工式、神社や寺院での儀式など、多くの行事では、六曜の吉凶に配慮した日程が選ばれます。
また、農作業においても、六曜に基づいた作業計画が立てられることがあります。
では、家を建てる場合も必ずしも必要になるものでしょうか。
もちろん吉凶や縁起を考慮するために用いられることがありますが、
家を建てるために必ずしも必要とは限りません。
一般的に家を建てる場合は、土地の状況や建築の計画などを考慮して
適切な時期を選ぶことが重要です。
具体的には、季節や天候・地盤の状態・工期などを考慮し、
建築に適した時期を選定する必要があります。
ただし、日本の文化や風習に基づいて、
六曜の吉日に家を建てることを望む方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、六曜に基づいた日程を選ぶこともできますが
建築に必要な要件を満たす日を選ぶことが先決です。
建築に際しては、建築士や建築業者に相談し
適切な日程を決定することが望ましいでしょう。