家は人生で最も大きな買い物のひとつです。福山市でマイホームの購入を検討されている方の中には、「今は住むために買うけど、将来売ることになるかもしれない…」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実はその考え、とても大事です。
家は時間とともに価値が下がるのが一般的ですが、選び方によっては「資産価値が下がりにくい家」を手に入れることもできます。将来的に売却や賃貸に出すときに、高く売れる・貸しやすい家を選んでおくことは、住まい選びにおいてとても重要な視点です。
この記事では、福山市で不動産を探す方に向けて、「資産価値の下がりにくい家の選び方」をわかりやすくご紹介します。
資産価値が下がりにくい家とは?
そもそも「資産価値が下がりにくい家」とは、時間が経ってもその家の価値(売れる価格や貸せる価格)が大きく落ちにくい家のことです。逆に、買って数年で大幅に価値が下がってしまう家もあります。
資産価値に影響を与えるのは、立地・建物の状態・周辺環境・将来の需要など、さまざまな要素があります。
家を「住む場所」としてだけでなく、「資産」として考えるなら、購入時にこうした要素をしっかりチェックしておくことが大切です。

ポイント① 立地は「将来の便利さ」も見て選ぶ
不動産の価値を大きく左右するのは、やはり「立地」です。どれだけ建物が新しくても、人気のないエリアだと買い手がつきにくくなります。
- 駅やバス停に近いか
特に「福山駅」「東福山駅」など主要駅へのアクセスの良さは資産価値に直結します。 - 買い物施設・病院・学校が近いか
スーパーやコンビニ、医療機関、保育園・小学校が徒歩圏内にあるエリアは、子育て世代からの人気が高く、価値が安定しやすいです。 - 再開発や都市計画がある地域か
福山市でも一部地域では再開発やインフラ整備が進んでいます。これから発展が見込めるエリアは、将来に向けて資産価値が上がる可能性も。
立地は「今の便利さ」+「将来の需要」で判断するのがコツです。
ポイント② 建物の「構造・メンテナンス性」に注目
建物そのものも、資産価値に大きく影響します。どんなに立地がよくても、建物が劣化していれば売却時に評価が下がってしまいます。
- 耐震性があるか
2000年以降の新耐震基準に基づいた建物かどうか。今後、災害リスクへの意識がさらに高まるため、「耐震性がある家」は需要が安定します。 - メンテナンスしやすい構造か
外壁や屋根の素材、給排水管の設置方法など、将来の修繕がしやすい設計になっているかもチェックポイントです。 - 間取りが極端に個性的すぎないか
自分たちにはぴったりでも、他人から見ると使いにくい…という間取りは、将来売りにくくなります。ある程度「万人受けする設計」がベター。

ポイント③ 周辺環境の変化に強いエリアを選ぶ
家の価値は、その周りの環境にも左右されます。
たとえば、
- 近くに騒音源(線路・工場・交通量の多い道路など)がある
- 水害や土砂災害のリスクがある区域に建っている
といった点は、将来の資産価値にマイナスの影響を与える可能性があります。
福山市内では、次のような点もチェックを:
- ハザードマップに該当していないか
福山市の公式サイトなどで確認できます。災害リスクが少ない土地は、買い手に安心感を与えます。 - 騒音・におい・交通量の多さ
現地に足を運んで、朝昼晩と時間帯を変えて周囲の状況を確認するのがオススメです。 - 空き家や空き地が多くないか
近隣に空き家が多いエリアは治安や将来の街の活気にも影響が出る可能性があります。
ポイント④ 売りやすい「広さ」と「間取り」
資産価値が下がりにくい家は、「他の人が買いたくなる家」とも言えます。
福山市で人気が高く、将来も需要が見込める家の特徴としては…
- 3LDK〜4LDKのファミリー向け
- 駐車スペース2台分以上
- リビングが15帖以上
- 洋室が複数あり、収納が多め
このように「幅広い層が暮らしやすい」と思える間取りや広さを選ぶことが、売りやすさ=価値の維持につながります。

ポイント⑤ 人気の住宅エリアかどうか
福山市内で「資産価値が下がりにくい」とされる代表的な住宅エリアもいくつかあります。
例として:
- 春日町・引野町周辺
教育施設や商業施設が整っており、子育て世代から人気の高いエリアです。 - 御幸町・千田町周辺
新興住宅地として開発が進んでおり、今後も人口増が見込めるエリア。 - 福山市中心部(霞町・西町など)
コンパクトシティ志向が強まる中、中心部の利便性は高評価。
もちろん、エリア選びは人それぞれですが、資産価値の観点で見れば「将来も住みたいと思われる地域かどうか」が大きな判断基準になります。
購入後も「価値を下げない工夫」を
せっかく条件のよい家を買っても、住んでいる間に手入れを怠ると資産価値は下がってしまいます。
価値を保つための工夫:
- 定期的なメンテナンス(外壁・屋根・水回り)
- 庭木の管理や掃除
- 記録の保管(住宅診断書・点検記録・リフォーム履歴など)
これらをしっかり行っておくことで、売却時の印象がよくなり、価格交渉でも有利になります。
まとめ:住みやすさ+売りやすさで選ぼう

「資産価値の下がりにくい家」を選ぶためには、
- 立地の良さ(利便性・将来性)
- 建物の状態(耐震・間取り・メンテナンス性)
- 周辺環境の安心感
- 需要のある間取りと広さ
- 人気の住宅エリア
といった複数の視点が必要です。
福山市内でもエリアによって将来性は大きく変わります。「住みたい家」と「売れる家」を両立させるには、情報収集とプロの意見が欠かせません。
福山市で不動産をお探しなら、福山不動産販売へ

私たち福山不動産販売では、土地や建物の購入に関するサポートはもちろん、「将来も見据えた住まい選び」のご提案を心がけています。
「この家、将来売れるのかな?」
「価値が下がりにくいエリアってどこ?」
そんな疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
福山市での不動産選びが、あなたの未来の安心につながりますように。