家が古くなってきたときや、暮らし方が変わったときに、よく出てくる悩みが「この家、リフォームして住み続けるべきか？ それとも売却して新しい家に移るべきか？」ということです。
福山市でも、実家の空き家や築年数の経った住宅をどうするか悩んでいる方が増えています。
この記事では、「リフォーム」か「売却」か、どちらが得なのか？ を、状況別にわかりやすく解説していきます。
そもそも「得」ってどういうこと？
「得かどうか」を考えるには、金額面だけでなく、
- 将来の生活のしやすさ
- 維持コスト
- 家族構成の変化
- 感情的な価値（思い出の家など）
も大事なポイントです。
「お金の得・損」だけでなく、「将来の安心感」もふくめて、自分たちにとってのベストを考えることが大切です。
【ケース別】こんなときはリフォーム向き
ケース①：建物の構造がしっかりしている
築20〜30年ほど経っていても、建物の基礎や柱などがしっかりしていれば、全面リフォームすることで、まるで新築のような家に生まれ変わります。
特に「福山市中心部」や「利便性の高い住宅地」にある家なら、立地を活かしたまま快適に暮らせるのが魅力です。
- 建て替えよりコストが抑えられる
- 愛着のある家を残せる
- 固定資産税が抑えられるケースも
ケース②：実家を二世帯住宅にしたい
「親世代と一緒に住むために、実家をリフォームしたい」という方も増えています。
既存の家を活かしながら、水回りや間取りを今風に変えることで、家族みんなが安心して暮らせる空間に。
▶︎ こんな方に向いています
- 実家がまだキレイで使える状態
- 親の介護を見据えて近くに住みたい
- 子世代が実家の土地に住みたいと考えている
ケース③：費用面をなるべく抑えたい
リフォームは、建て替えや住み替えよりも初期費用が安く済むことが多いです。
また、部分リフォームにとどめれば100万円〜300万円程度の工事も可能。無理なく「今の暮らしを少しよくしたい」という方にもぴったりです。
【ケース別】こんなときは売却がオススメ
ケース①：立地にあまり価値がない
たとえば、
- 駅から遠い
- 周囲に空き家が多い
- 商業施設や学校が近くにない
などの条件に当てはまる場合、その家をリフォームしても、将来的に資産価値を保つのが難しい可能性があります。
▶︎ こんなときは…
早めに売却し、利便性の高い場所に住み替えた方が、将来的に安心です。
ケース②：建物の老朽化が深刻
築40年～50年を超えるような建物では、構造部分の劣化やシロアリ被害、耐震性の問題があるケースも多く、リフォームより建て替えや売却の方が現実的なこともあります。
特に福山市内の旧耐震基準（1981年以前）で建てられた建物は、補強費用が高くなることも。
▶︎ こんなときは…
リフォーム費用が高額になりすぎる前に、土地として売却するのもひとつの選択肢です。
ケース③：ライフスタイルが変わった
- 子どもが巣立って広すぎる家になった
- 平屋に住み替えて老後の暮らしをラクにしたい
- 通勤先や生活圏が変わった
こんなときは、「今の暮らしに合う家に住み替える」という選択もあります。
▶︎ メリット
- 家の管理がラクになる
- 冷暖房費・光熱費などランニングコストも減る
- コンパクトで快適な暮らしを実現できる
売却とリフォーム、費用で比べると？
| 項目 | リフォーム | 売却して買い替え |
|---|---|---|
| 初期費用 | 100万～1000万円（規模による） | 引っ越し費用＋新居購入費用 |
| 住み慣れた場所 | 継続可能 | 変わる場合が多い |
| 固定資産税 | 抑えられるケースあり | 新築は高めになる傾向 |
| 資産価値の維持 | 立地と建物次第 | エリア次第で安定しやすい |
リフォームはコストを抑えつつ、愛着ある家を残したい方に向いています。一方で、売却して住み替える方が、将来の暮らしの変化に対応しやすいというメリットもあります。
【福山でよくあるお悩みQ&A】
Q. 実家が空き家になったけど、リフォームして貸すのはアリ？
A. 空き家活用は有効です。
福山市でも空き家対策が進んでおり、賃貸住宅として需要があるエリアであれば、リフォームして貸すことで安定収入を得られる可能性も。ただし、空室リスクや管理の手間もあるため、事前に不動産会社に相談するのが安心です。
Q. どっちが得か、プロに相談するには？
A. 中立な立場で「リフォームと売却、両方の選択肢を提示してくれる不動産会社」がおすすめです。
福山市内でも、不動産とリフォーム両方に対応している会社なら、家の状態やご家族の状況に合ったアドバイスがもらえます。
まとめ：「住み続ける or 手放す」は、ライフスタイルに合わせて
家の持ち方・暮らし方が多様化している今、「売るか？直すか？」の正解は一つではありません。
大切なのは、
- 家族構成や将来設計
- 立地や建物の状態
- 維持コストとリフォーム費用
などをトータルで見て判断することです。
福山市で不動産の売却・リフォームの相談なら福山不動産販売へ
「今の家、直すべき？手放すべき？」
「この状態で売れる？どれくらいの価値があるの？」
そんなお悩みは、ぜひ福山不動産販売へご相談ください。
地域密着の不動産会社として、福山市のエリア特性や市場動向を踏まえたうえで、お客様の暮らしに合ったご提案をさせていただきます。
