福山市で不動産を所有している方に知ってほしい3つの税金
「家や土地を持っていると、どんな税金がかかるの?」
マイホームや土地を所有することは資産になる一方で、毎年かかる税金があることをご存知でしょうか?
この記事では、福山市で不動産を所有している方・これから購入を検討している方に向けて、不動産にかかる代表的な税金をわかりやすく解説します。
不動産にかかる主な税金はこの3つ

不動産を「持っているだけ」でかかる税金は、主に次の3つです。
- 固定資産税
- 都市計画税
- 特別土地保有税(現在は課税停止中)
これらは、購入後に定期的に支払うことになるため、不動産取得前にしっかり理解しておくことが大切です。
■ 固定資産税とは?
毎年かかる基本の税金
「固定資産税」は、土地や建物を所有している人に対して、市町村が課税する税金です。
福山市でも、土地・建物を持っている方には、毎年4月頃に納税通知書が届きます。
計算方法と税率
固定資産税は以下のように計算されます。
課税標準額 × 1.4%(標準税率)
課税標準額は、市役所が評価した不動産の価格です。新築住宅の場合、一定期間の減額措置がある場合もあります。
福山市の支払いスケジュール
福山市では、原則として年4回(4月・7月・12月・翌年2月)に分けて支払うことができます。
まとめて一括納付も可能です。
■ 都市計画税とは?
市街地にある土地・建物にかかる追加の税金
都市計画税は、固定資産税とあわせて課税される税金で、市街化区域内の土地や建物を対象としています。
福山市内でも中心部や住宅街などの多くがこの区域に該当します。
税率と仕組み
都市計画税は以下のように計算されます。
課税標準額 × 0.3%(上限)
実際の税率は自治体によって異なりますが、0.3%が最大です。
この税金は、道路や公園、下水道など、都市計画のための整備費用として使われています。
■ 特別土地保有税とは?
過去には課税されていたが、現在は「課税停止中」
「特別土地保有税」は、かつて一定以上の面積を超える土地を所有している人や、取得した人に課せられていた税金です。
ただし、現在は国の方針により、2003年から課税が停止されています。
今後再開される可能性は低いものの、「制度としては残っている」ため、不動産関連の法律改正情報には今後も注意が必要です。
知っておきたい:相続や空き家にも税金はかかる?

「住んでいない家でも税金はかかるの?」という質問をよくいただきます。
答えは YES。
不動産は「所有しているだけ」で課税対象になるため、空き家や相続で受け継いだ家も固定資産税・都市計画税がかかります。
とくに使っていない土地や建物を長期間そのままにしておくと、維持費や管理コストがかさむため、早めの活用や売却の検討がおすすめです。
不動産オーナーとして気をつけたいこと

不動産を所有していると、こんなことにも注意が必要です。
- 固定資産税の評価替え(3年に1度)によって税額が変わる
- 新築住宅の軽減措置が終わると税額が上がる
- 相続後に名義変更しないと、税金の請求が届かない可能性がある
- 空き家のまま放置していると、将来的に「特定空家」として固定資産税が増額されるリスク
まとめ|不動産を持つと税金は避けられない。でも対策はできる!

不動産を持つことは資産形成の一つですが、それに伴って「毎年の税金負担」が発生します。
税金の種類 | 内容 | 対象 |
---|---|---|
固定資産税 | 所有する不動産に毎年課税 | 全ての土地・建物 |
都市計画税 | 市街地の不動産に追加で課税 | 市街化区域内のみ |
特別土地保有税 | 一定の土地保有者に課税(現在は停止中) | 対象者なし(制度は残存) |
適切に税金の内容を把握し、将来的な売却・活用・節税対策などを検討しておくことが、不動産オーナーとしてのリスク回避にもつながります。
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