シロアリは、木材をエサとする昆虫で、日本全国に生息しています。
シロアリの被害は、住宅の木材を食い尽くすことで、建物の倒壊や漏水などの被害につながる恐れがあります。
シロアリ対策には、大きく分けて「予防」と「駆除」の2つがあります。
予防対策は、シロアリの発生を未然に防ぐための対策であり、駆除対策は、シロアリが発生してしまった場合に行う対策です。
予防対策
シロアリの予防対策としては、以下のようなものがあります。
- 餌になる木材を家の周りに置かない
シロアリは、木材をエサとするため、家の周りに木材やダンボールなどの不要な木材を置いておくと、シロアリの被害に遭う可能性が高くなります。
そのため、家の周りには、不要な木材を置かないようにしましょう。
具体的には、庭木の剪定や、家の周りの物置や倉庫の整理整頓、不要な家具の処分などを行うことで、餌になる木材をなくすことができます。
- 家の基礎まわりの風通し・日当たりを良くする
シロアリは、湿気と暗闇を好むため、家の基礎まわりの風通しや日当たりを良くしておくことで、シロアリの発生を抑えることができます。
そのため、家の周りの木々を剪定したり、風通しを良くする工夫をしたりしましょう。
具体的には、家の周りの木々を剪定して、日当たりを良くしたり、基礎に隙間があるとシロアリが侵入しやすくなるため、基礎の立ち上がり部分に防蟻剤入りのウレタンやシーリングで隙間を埋めたりすることで、風通しを良くすることができます。
- 雨漏りした所はなるべく早く修理する
シロアリは、水分も好むため、雨漏りが発生している箇所があると、シロアリが発生しやすくなります。
そのため、雨漏りした所はなるべく早く修理しておきましょう。
雨漏りを放置すると、木材が腐食し、シロアリの被害につながる恐れがあります。
- シロアリの防除剤や木材防腐剤を散布する
シロアリの防除剤や木材防腐剤を散布することで、シロアリの発生を抑えることができます。
ただし、防除剤は、効果が切れてしまうため、定期的に散布する必要があります。
具体的には、シロアリの侵入経路に防蟻剤入りのウレタンやシーリングを塗布したり、木材に防蟻剤を浸透させたりすることで、シロアリの発生を防ぐことができます。
駆除対策
シロアリが発生してしまった場合は、専門業者に駆除を依頼しましょう。
シロアリは、自分で駆除するのが難しいため、専門業者に依頼するのが確実です。
駆除業者に依頼する際には、複数の業者に見積もりを依頼し、費用や工法などを比較検討することが大切です。
まとめ
シロアリ対策には、予防対策と駆除対策の2つがあります。
予防対策は、シロアリの発生を未然に防ぐため、日頃から心がけることが大切です。
福山市で中古住宅や土地を購入する際には、シロアリ対策がしっかりとされているかどうかをチェックすることが重要です。