土地を売却する前に、必ず確認しておきたいことがあります。
それは、「土地の現況を把握する」ことです。
土地の現況を把握することで、以下のようなメリットがあります。
- スムーズな売却活動
- トラブル防止
- 適正な価格設定
一見、複雑そうに見える現況把握ですが、ポイントを押さえれば難しくありません。
土地売却前に確認すべき現況について、分かりやすく解説します。
1-1. 必要書類を確認しよう
土地売却には、さまざまな書類が必要です。
事前に準備しておくことで、売却活動をスムーズに進めることができます。
確認すべき書類
- 権利証:土地の所有権を証明する書類
- 登記識別情報通知書:権利証の電子化に伴い発行される書類。権利証がない場合は必要
- 土地取得時の書類:売買契約書、登記簿謄本など
- その他: 測量図、地積測量図、都市計画区域内土地の場合の都市計画図
これらの書類は、売却時に必ず必要となるため、事前に準備しておきましょう。
もし書類を紛失してしまった場合は、法務局で再発行できます。
1-2. 不動産登記内容を確認しよう
登記簿謄本には、土地に関するさまざまな情報が記載されています。
登記簿謄本を確認することで、以下のようなことが分かります。
- 土地の所有者
- 土地の面積
- 土地の所在地
- 土地に関する権利関係
登記簿謄本は、法務局で取得できます。
登記簿謄本の見方が分からない場合は、不動産会社に相談しましょう。
登記簿謄本を確認する際のポイント
- 表題部: 土地の基本情報
- 権利部: 土地に関する権利関係
- 建物: 土地に建っている建物の情報
特に、権利部には抵当権や借地権などの設定がないか確認しましょう。
1-3. 隣地や道路との境界を確認しよう
土地の境界は、土地の価値を大きく左右する重要な要素です。
境界が曖昧なままだと、隣地とのトラブルに発展する可能性があります。
境界を確認するポイント
- 確定測量図:土地と隣接地との境界を測量して作成された図面。所有者全員の立会いのもと作成
- 境界標:境界を示す標識
- 道路との接道状況:建築基準法上の道路に2m以上接しているか
境界が曖昧な場合は、測量を行い、境界標を設置することをおすすめします。
前面道路が私道の場合は、私道の所有者から使用承諾を得る必要があります。
1-4. その他の確認事項
- 土地の形状:正方形や長方形など、形が整っている方が土地の利用価値が高くなります。
- 土地の用途:土地の用途地域や建蔽率、容積率などを確認しましょう。
- 周辺環境:周辺の騒音や交通量、日当たりなどを確認しましょう。
- インフラ:上下水道やガス、電気などのインフラが整備されているか確認しましょう。
- 地盤調査:地盤沈下などのリスクがないか調査しましょう。
- 土壌汚染:土壌汚染の可能性がないか調査しましょう。
まとめ
土地売却前に、必ず土地の現況を把握しておきましょう。
必要な書類を準備し、登記簿謄本を確認することで、スムーズな売却活動が可能になります。
分からないことがあれば、私ども福山不動産販売へいつでも気軽にご相談ください。
福山不動産販売は、福山市で長年培ってきた経験と知識を活かし、お客様の土地売却を全力でサポートいたします。