賃貸物件で退去が決まったら・・・
こんにちは。4月から新しい生活に向けて、引っ越しをされる方が多い時期ですね。
賃貸物件から退去して引越しをする際には、さまざまな手続きが発生します。スムーズに引越しを済ませるためにも、退去までの流れや準備すべきことを把握しておきたいものです。
そこで、今日は、賃貸から退去する流れをお話したいと思います。
1. 退去の意思を管理会社や大家へ連絡する
賃貸物件から退去するときは、まず管理会社や大家に退去の意志を伝えなければなりません。
まだ引越し日が決まっていなくても、退去の意思はなるべく早めに管理会社や大家に伝えることが大事です。
賃貸借契約書で、誰に・いつまでに・どのように、退去について連絡するのか、「解約予告期間」が決められているので、その期日に沿って退去の手続きをするようになります。もし、賃貸借契約書が手元になければ、管理会社や大家へ問い合わせてみましょう。
また、原状回復に関する規定や特約の有無についても契約書に記載されているので、こちらも確認をしておきましょう。
2. 必要書類の手続きを行う
退去の意思を伝えたら、「退去届(解約届)」を提出が必要の場合もあります。退去届は、入居時に受け取る書類一式に入っていることが多いので、併せて確認してみましょう。
物件によっては電話連絡だけで済むところもあるため、管理会社や大家に確認してみるといいですね。
3. 引越し日・退去立ち会い日を決める
引越し日が決まったら、管理会社や大家と退去立ち会い日を決めていきましょう。自分の希望日時に退去立ち会いをしてもらうためには、希望日の2~3週間前など、なるべく早めに連絡しておきたいものです。
4. 退去立ち会いと鍵・備品の受け渡しを行う
退去立ち合いを終えて鍵を返却すると、もうその部屋に入ることはできません。退去立ち会い日までに、荷物の搬出や電気・ガス・水道の解約などはすべて済ませておきましょう。
退去の立ち会いでは、管理会社の担当者や大家とともに、部屋の状態を確認します。その際、修理が必要な箇所があれば、修理費用を誰がいくら負担するかなども決めることになります。部屋の広さにもよりますが、確認作業には20~40分程度かかるケースが多いです。
5. 敷金精算
契約にもよるが、退去時には敷金の精算が行われるのが一般的です。その際、入居時に支払った敷金から、物件の原状回復にかかった費用を差し引いた分の金額が返金されることになります。
ただし、原状回復の費用を敷金でカバーできなかった場合は、追加請求が生じる可能性もあるので注意が必要です。
賃貸契約によって流れは変わってくる場合がありますので、引っ越しを決めたら 出来るだけ早めに管理会社・大家さんに連絡し、流れを確認するのが一番です。
そのお家で暮らした思い出を汚さないためにも、退去時はスムーズに引っ越しが出来るよう手順はしっかりふんで、新しいお家への引越し作業に取り掛かりたいものですね。