地震で家が沈む?液状化ってなに?
大きな地震が起きた時、地面がまるで液体のようにぐにゃぐにゃと揺れ、家が沈んでしまうことがあります。
これが液状化現象です。
まるで夢のような話のようですが、これは実際に起こる恐ろしい災害なのです。
液状化現象はどうやって起きるの?
液状化が起こるのは、主に砂地です。
砂地は、小さな砂粒が隙間なく詰まっている状態です。
しかし、地震の揺れによって砂粒の間の水が動き出すと、砂粒同士の摩擦力が失われ、まるで液体のように流動状態になってしまうのです。
これが液状化です。
液状化が起きるとどうなる?
液状化によって地面が沈むと、家が傾いたり、ひび割れたり、最悪の場合には倒壊してしまうことがあります。
また、道路や橋などのインフラも被害を受け、ライフラインが寸断される可能性もあります。
液状化が起こりやすい場所は?
液状化が起こりやすい場所は、主に以下の3つの条件を満たす場所です。
- 砂地であること
- 地下水位が高いこと
- 過去に液状化現象が発生したことがあること
具体的には、海沿いの平地や河川沿い、埋め立て地などが液状化が起こりやすいと言われています。
液状化対策はどうすればいい?
液状化対策には、大きく分けて2つの方法があります。
地盤改良
地盤改良とは、液状化が起こりにくい地盤を作る工法です。
代表的なものとしては、以下のものがあります。
- サンドパイル工法
砂柱を地中に打ち込み、地盤を締め固める工法 - ウィックドレイン工法
排水管を地中に埋設し、地下水を排水する工法 - 柱状改良工法
コンクリートや鋼管を地中に打ち込み、地盤を強固にする工法
建物の構造を液状化に強い構造にする
地盤改良だけでなく、建物の構造自体を液状化に強い構造にすることもできます。
具体的には、以下のものがあります。
- 杭基礎
地盤より深い固い地盤まで杭を打ち込み、建物を支える工法 - 鉄骨造
鉄骨で骨組みを作 る構造で、木造や鉄筋コンクリート造よりも変形しにくい - 免震構造
地震の揺れを建物に伝わらせない構造
液状化対策は、家を建てる前に必ず確認しましょう
液状化対策は、家を建てる前に必ず確認しておくことが重要です。
地盤調査を行い、液状化の可能性がある場合は、適切な対策を講じましょう。
液状化対策の費用はどれくらい?
液状化対策の費用は、工法や建物の規模によって大きく異なりますが、一般的には数百万円から数千万円程度です。
地盤改良と建物の構造の両方を対策する場合には、さらに高額になる可能性があります。
液状化対策は必要なの?
液状化対策は、液状化が発生する可能性がある場所で家を建てる場合に必要です。
特に、以下のような場合は、必ず対策を行うことをおすすめします。
- 海沿いの平地
- 河川沿い
- 埋め立て地
- 過去に液状化現象が発生したことがある場所
液状化対策に関する情報はどこで調べられる?
液状化対策に関する情報は、国土交通省や各地方自治体のホームページなどで調べることができます。
また、専門の業者に相談することもできます。
まとめ
液状化は、大きな地震によって地面が沈んでしまう恐ろしい災害です。
液状化が起こりやすい場所は、主に砂地で地下水位が高い場所や、過去に液状化現象が発生したことがある場所です。
液状化対策には、地盤改良と建物の構造を液状化に強い構造にするという2つの方法があります。
家を建てる前に、必ず液状化対策を確認しておきましょう。
用語解説
- 液状化現象:地震の揺れによって地盤が水を含んだ砂のような状態になり、流動化する現象
- 地盤改良:液状化が起こりにくい地盤を作る工法
- サンドパイル工法:砂柱を地中に打ち込み、地盤を締め固める工法
- ウィックドレイン工法:排水管を地中に埋設し、地下水を排水する工法
- 柱状改良工法:コンクリートや鋼管を地中に打ち込み、地盤を強固にする工法
- 杭基礎:地盤より深い固い地盤まで杭を打ち込み、建物を支える工法
- 鉄骨造:鉄骨で骨組みを作る構造で、木造や鉄筋コンクリート造よりも変形しにくい
- 免震構造:地震の揺れを建物に伝わらせない構造
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